宝塚記念

春シーズンを締めくくるグランプリレースで、ファン投票で選ばれた人気馬が出走することが最大の特徴です。

ファンが選ぶオールスター競走であり、もう一つのグランプリ競走である「有馬記念」と対をなしています。

国内外の強豪馬が参戦することもあり、近年では国際GI級のレースとして位置づけられています。

梅雨時期の開催ということもあり、馬場コンディションが結果を左右することも多くあります。

【施行時期】6月末

宝塚記念
ＧⅠ
阪神競馬場　芝　２２００ｍ
３歳以上　（国際）
指定　定量
波乱度	１人気信頼度
★★	★★★★★

傾向・予想ポイント

人気馬の信頼度

• 1番人気馬の勝率は比較的高いですが、必ずしも圧倒的ではありません。
• 波乱が生じやすいレースでもあり、6番人気以下の馬が優勝した例もあります。
• 人気薄の馬が馬券に絡むことも珍しくないため、穴馬の検討も重要です。

脚質の傾向

• 先行・差し馬が有利
  逃げ馬が押し切るケースは少なく、好位で運んで抜け出す馬や差し脚を生かす馬が多いです。
  特に中団からの差しが有効で、阪神競馬場の芝2,200mは最後の直線が長く、瞬発力が求められます。

馬場状態の影響

• 開催時期が梅雨と重なるため、稍重・重馬場になることも珍しくありません。
  道悪（雨馬場）適性の高い馬が台頭しやすい点に注意が必要です。

前走レースとの関連

• 大阪杯や天皇賞（春）、さらには海外遠征帰りの馬が出走してくるケースも多いです。
• 前走で好成績を残している馬は高いパフォーマンスを発揮しやすい傾向があります。

年齢別成績

• 4歳馬と5歳馬の成績が良好です。これらの年齢層の馬が最も充実期にあると考えられます。
• 6歳以上の馬の勝率は低下しますが、ゴールドシップ（6歳）などの例外もあります。

ローテーション

• 春シーズンの疲れが残りやすい時期であるため、休養明けや海外帰りの馬が注意されます。
  一方で、連戦続きの馬は状態を見極めることが重要です。

過去のレース結果

年度	優勝馬	性齢	人気	脚質
2024	ブローザホーン	牡5	3番人気	差し
2023	イクイノックス	牡4	1番人気	差し
2022	タイトルホルダー	牡4	2番人気	先行
2021	クロノジェネシス	牝5	1番人気	先行
2020	クロノジェネシス	牝4	2番人気	差し
2019	リスグラシュー	牝5	3番人気	先行
2018	ミッキーロケット	牡5	7番人気	先行
2017	サトノクラウン	牡5	6番人気	差し
2016	マリアライト	牝5	8番人気	差し
2015	ラブリーデイ	牡5	5番人気	先行
2014	ゴールドシップ	牡5	1番人気	差し

過去の配当

年度	1着人気	2着人気	単勝	馬連	3連単
2024	3	7	750円	4,890円	91,680円
2023	1	10	130円	2,340円	13,630円
2022	2	5	420円	2,060円	25,200円
2021	1	7	180円	2,780円	13,340円
2020	2	6	410円	3,410円	183,870円
2019	3	1	540円	970円	14,560円
2018	7	10	1,310円	9,200円	492,560円
2017	3	5	900円	5,250円	70,420円
2016	8	1	2,510円	2,440円	26,250円
2015	6	10	1,420円	12,900円	528,510円
2014	1	9	270円	8,990円	251,440円