スプリンターズS

1967年にスプリント戦（短距離）を盛り上げるために創設されたレースで1990年にG1競走に昇格し1994年には国際招待競走に指定され、外国馬の出走が可能に。

これにより、世界レベルのスプリンターが参戦するようになり、国際的な競走としての注目が高まりました。

秋の短距離GIシリーズの初戦に位置付けられ、短距離戦線の最重要レースの一つです。

スプリンターズS
ＧⅠ
中山競馬場　芝　１２００ｍ
３歳以上　（国際）
指定　定量
波乱度	１人気信頼度
★★★	★★★★

傾向・予想ポイント

枠順の傾向

• 内枠が有利
  中山競馬場の1200mはスタートしてすぐに第1コーナーに入るレイアウトのため、外枠の馬は距離ロスが生じやすいです。特に1枠から4枠が好成績を残している傾向があります。

• 大外枠は不利
  15番、16番といった大外枠は勝率が低く、馬券圏内に来る確率も低い傾向です。

脚質の傾向

• 先行馬が有利
  中山のスプリント戦では、前に位置取った馬がそのまま粘り込むことが多いです。差し馬も届くケースはありますが、追い込み馬は厳しい傾向があります。

• 4コーナーのポジションが重要
  過去の優勝馬は、ほとんどが4コーナーを5番手以内で通過しています。

人気馬の傾向

• 1番人気の信頼度は高い
  過去10年の成績で、1番人気は複勝率70%を超える年もあり、軸馬としての安定感があります。

• 穴馬も馬券圏内に
  スプリント戦は展開の影響を受けやすく、6番人気以下の馬が馬券圏内に絡むことも頻繁に見られます。波乱の要素もあるため、中穴馬にも注意が必要です。

年齢別の傾向

• 4歳・5歳馬が中心
  過去の勝ち馬は、4歳馬と5歳馬が多いです。
  6歳以上の馬も勝利例はあるものの、勝率はやや下がります。

前走成績の影響

• 前走セントウルステークス組が好成績
  セントウルステークス（阪神1200m）から臨む馬が最も多く、成績も優秀です。

• 海外遠征帰りの馬も注意
  特に実績のある短距離馬が、サマースプリントシリーズを経ずに直接参戦するケースも見逃せません。

騎手の影響

• 短距離重賞の実績が豊富な騎手が好成績を残す傾向があります。特に、スタートの出遅れを避け、位置取りの巧さが要求されるため、信頼できる騎手がポイントです。

過去のレース結果

年度	優勝馬	性齢	人気	脚質
2024	ルガル	牡4	9番人気	先行
2023	ママコチャ	牡4	3番人気	差し
2022	ジャンダルム	牡7	8番人気	先行
2021	ピクシーナイト	牡5	3番人気	先行
2020	グランアレグリア	牝4	1番人気	差し
2019	タワーオブロンドン	牡4	2番人気	先行
2018	ファインニードル	牡5	1番人気	先行
2017	レッドファルクス	牡5	1番人気	差し
2016	レッドファルクス	牡5	3番人気	先行
2015	ストレイトガール	牡7	1番人気	差し
2014	スノードラゴン	牡4	13番人気	先行

過去の配当

年度	1着人気	2着人気	単勝	馬連	3連単
2024	9	5	2,850円	15,840円	299,070円
2023	3	6	490円	3,260円	17,140円
2022	8	7	2,030円	15,340円	468,950円
2021	3	2	530円	890円	38,610円
2020	1	3	220円	530円	22,540円
2019	2	3	290円	1,260円	6,080円
2018	1	11	280円	4,140円	209,620円
2017	1	5	320円	1,760円	31,850円
2016	3	2	920円	4,490円	180,060円
2015	1	11	440円	5,550円	106,170円
2014	13	2	4,650円	7,360円	190,930円